最近この業界も、二極化か始まったようで、旧態依然の中古車販売店の存在に加え、IT中古車販売店なる人たちが急増中だ。90年代中期までは、中古車販売店といえば展示場に中古外車が並び、陳列されたクルマにはプライスボードが入るというスタイルが圧倒的に多かった。彼らは主に自動車雑誌に広告を出し、その問い合わせに対応して商談へと結び付けたり、紹介で客の希望のクルマを探したりして生計を立てていた。ところがIT革命により、この50年以上前から続いていた従来の中古車販売店の手法が、変化しだした。ホームページやインターネットを駆使した新しい販売方法が出現したからである。中でも衝撃的なのは、ヤフーオークションだ。知っての通り、ヤフーオークションは登録さえすれば誰でも参加できる巨大IT市場。若者をはじめ、モノにこだわりを持つ人たちのモノの買い方、売り方を変えてしまったマーケットだ。当然のことながら、この巨大市場には一般人だけでなく、業者も参加している。中古車販売店も昨今の景気の低迷から、旧態依然の店舗営業しながらも、このヤフーオークションを活用している。一方、IT中古車販売店とは、店舗を持たずにヤフーオークションとバーチャルショップだけで商売している。過去にも中古車業界はブローカーと呼ばれる、いわゆる一匹狼でやっている業者も多く存在した。しかしバブル崩壊以降、ブローカーは減少し、あの時代から一貫してブローカーで生計を立てている者は、もうほとんどいない。今回のIT中古車販売店はそれと違ったスタイルで商売をするニューカマーである。彼らの特徴は、1日中画面上で仕事を成立させていることだ。バーチャルショップやヤフーオークションに自分の仕入れたクルマを出品し、メールで応対しながら応札を待つ。あるいは安いと思ったクルマに自ら応札したりもする。いわゆるネット上での売買で生計を立てているのだ。しかも旧態依然の中古車販売店がシロウト相手に商談をしているのに対し、こちらはネットという同じ土俵にいるセミプロ相手にビジネスを展開しているのである意味お気楽。もちろんセミプロといっても、相手がクルマ屋というわけではない。ヤフーオークションで買っても苦にならない、個人売買を認識した相手という意味のセミプロ。こんなカタチでビジネスが成立するということは、もはや安心より1円でも安く買いたい連中が増えたということだ。キャンセルのリスクはあるものの、中古車販売もゲーム感覚で商売が成り立つようになったようだ。
(車販売参考サイト)
日産の中古車販売Get-U
http://www.get-u.com/
中古車買取のカウゾー
http://www.kauzo.com/