真にヒューマンな視点というのは、このようなことを指す。ホスピタル・パーキングの発想は、現段階でみるかぎり、まだ時期尚早の感がある。それは否定できないのだが、将来的な病院駐車場のあり方を考えた時、この一見、逸脱的ともいえる志向にも、やはり何らかの検討が与えられるべきであろう。世の中に受け入れられるものの多くは、それが必要の前提に立つ。発見、発明、コンセプト確立は、そのすべてにおいて必要を最低限の条件とする。それならば、ホスピタル・パーキングの思想というのは、すべての点を満たすか否かは別問題として、何らかの回答が求められる。定着してしまえば至極当然の事例が、その発想段階においては、かなり異端視されていた実例は掃いて捨てるほどある。二一世紀の病院駐車場にあって、駐車場係員が介護の一助を担っている姿が、ごく普通のこととなるかもしれない。クリアすべき諸点は数多いけれど、それを克服して形をつくるのも、また大事なことだ。ホスピタルーパーキングは、まだまだ具体的なイメージ像として結びつけにくい面はあるが、先見性とはそういうものである。発想を的確に具体化していくのも、こうした先駆者に強いられる技術のひとつだ。すでに、病院駐車場において実績のあるパーク24だが、その先をみた可能性に一寥言ありと認めたい。
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