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遺伝的要因も少しはある

同じ行動をとっている兄弟でも太る子と太らない子がいるということは、やはり遺伝的要因も少しはあるということでしょう。しかし、「太りやすい体質」が多少あるとしても、「ヤセない体質」というものはありません。どんな人も、食べた以上に動くか、動いた量よりも食べないようにすれば、必ずヤセてきます。これでヤセない人はいませんし、ヤセないとしたら食事のカロリー計算が間違っているのです。ただ、子供のころ(思春期前)に太ってしまった人は、遺伝体質ということは抜きにしても要注意。あなたの脂肪細胞は人より数がふえてしまっているかもしれません。こんな人は、「ヤセにくい」体質ともいえるでしょう。脂肪はバターやラードのようなものではなく、体内では、小さな袋の中に入って集まっている状態です。これはちょうど、イクラのような組織だと思ってください。このイクラの1粒1粒が、一つの脂肪細胞です。脂肪細胞は、大きさが100倍くらいに膨張することが可能なので、この中にいくらでも脂肪をためこむことができるのです。脂肪細胞の数は、成長期までに決定し、一度数が決まれば一生変わりません。問題なのは、成長期までに太ってしまうと、脂肪細胞の数がふえてしまうことです。一度ふえてしまった脂肪細胞の数は減ることがないため、成長期に太っていなかった人にくらべて、脂肪を蓄えられる能力が大きく、人よりも太りやすいことになってしまいます。ということは、思春期以前に太っていた人の場合、減らさなければならない脂肪の量が知人よりも多いことになりますから、ヤセるときも、少し時間がかかるというわけです。しかし、だからといって人の何倍も時間がかかるということではありませんから、ご安心を。よく、「私は長いこと太っていたから、脂肪もガソコなんですよ。これをなくすのは不可能ですよ」などという方がいますが、そんなことは決してありません。ヤセることと、太っていた期間の長さは関係ありません。正しいダイエットを続けてヤセない人はいないのです。