Mランドが王国といわれるゆえんは、「Mマネー」の存在も大きいでしょう。MマネーはMランドで発行している通貨で、Mランド内で使えるのは、この通貨のみです。日本の「円」は使えず、お金が必要なときは、Mマネーと交換しなければなりません。単位は百円か「一ダラー」で、たとえば五百円をフロントに持っていけば、「五ダラー」と換金してもらえます。売店でお菓子や雑貨を買うときも、カフェでコーヒーを飲むときも、さらにはマリンスポーツ、温泉やテニスといったレジャーを楽しむときも、すべてMマネーで支払います。Mマネーはもともと、「地域通貨(エコマネー)」をヒントにしたものです。ご存じの方も多いでしょうが、地域通貨とは、ある特定の地域でのみ通用する通貨のことです。世界千二百以上の都市で発行されており、日本でも滋賀県草津市の「おうみ」をはじめ、多くの地域通貨が使われています。たとえば、家で犬を飼っているけれど、自分では散歩をさせてやることができず、誰かに頼みたい。そんなとき、地域通貨を運営している団体に「犬の散歩」と登録します。それを見た誰かが、代わりに犬の散歩をしてあげた。そのとき犬の散歩をしてあげた人は、規定の地域通貨を受け取れるのです。受け取った人は、その地域通貨で別のサービスを誰かに頼んだり、地域の商店街で買い物をしたりできます。こうしてボランティア活動や、地域のコミュニティ活動を促進しようというわけです。Mランドではゲストにボランティア活動を奨励しています。ボランティア活動を奨励するにあたっていい方法はないかと考えたとき、思いついたのが地城通貨を真似たMマネーだったのです。自動車教習所(自動車学校)に入校したゲストは、まずMランドから二十ダラーを受け取ります。これはMランドからゲストへのプレゼントであり、Mマネーの使い方に慣れてもらうためのものでもあります。さらにはMランドのルール、「挨拶」を約束してくれたことへのお礼でもあります。Mランドで生活するにあたって、基本的にお金は必要ありません。入校時の料金に食事代も教本代も含まれていますから、まったくお金を使わずに十六日間を過ごすことは可能です。とはいえ、十六日間もいれば、ジュースを飲んだりお菓子を食べたりしたくなるときもあるでしょうし、小腹が空いてカップラーメンを食べたくなることもあるでしょう。あるいはテニスをしたくなったり、イベントに参加したくなるかもしれません。最初にもらえる二十ダラーは日本円で二千円ですから、ちょっと飲食したり遊んだりしたら、すぐになくなります。もっとMマネーを使いたいゲストはどうすればいいかというと、ボランティア活動で稼ぐのです。トイレ掃除など清掃ボランティアをしてもいいですし、イベントの手伝いをしてもいい。
[関連情報]
東京都の自動車教習所・自動車学校をお探しならコヤマドライビングスクールへ
http://www.koyama.co.jp/